介護職の面接でよく聞かれる質問10選と回答例【現役採用担当が解説】
介護職の面接は、一般企業の面接ほど堅苦しくはありません。しかし「何を見られているか」を知らずに臨むと、思わぬところで評価を下げてしまいます。
私はサービス提供責任者として採用面接に同席する立場です。面接官側が実際に何を見ているかを踏まえて、よく聞かれる質問10個と回答のポイントを解説します。
面接官が見ている3つのポイント
質問の回答内容そのものより、実は次の3点が重視されています。
- 人柄・コミュニケーション — 利用者さんやご家族と信頼関係を築けるか
- 長く働いてくれそうか — 採用・教育コストをかける価値があるか
- チームでうまくやれるか — 介護はチームワークの仕事
これを頭に入れたうえで、個別の質問を見ていきましょう。
よく聞かれる質問10選と回答例
1. 「なぜ介護の仕事を選んだのですか?」
NG例:「人の役に立ちたいからです」(抽象的すぎる)
OK例:「祖母の介護を経験し、専門知識を持つヘルパーさんの仕事ぶりに感銘を受けました。自分も技術を身につけて利用者さんの生活を支えたいと思ったからです」
具体的なエピソード+αで答えるのがコツです。
2. 「前職を辞めた理由は?」
最重要ポイント:前の職場の悪口を言わない。
「人間関係が悪くて…」と答えると、「この人もうちで同じことを言うかも」と思われます。「より◯◯な環境でスキルを高めたい」と前向きな転職理由に変換しましょう。
3. 「夜勤・土日勤務はできますか?」
できない場合は正直に、ただし代案付きで答えます。「夜勤は家庭の事情で難しいですが、早番・遅番は積極的に入れます」など。入職後のミスマッチは双方の不幸になるので、ここで盛るのは絶対NGです。
4. 「腰痛や体力面は大丈夫ですか?」
健康状態は介護職では重要な確認事項。持病がある場合は、対処法とセットで伝えれば問題ありません。
5. 「認知症の方への対応経験はありますか?」
経験がなければ「ありませんが」で止めず、「研修や書籍で学んでおり、まず傾聴を大切にしたいと考えています」など学ぶ姿勢を示しましょう。
6. 「利用者さんに暴言を吐かれたらどうしますか?」
正解は「一人で抱え込まず、上司やチームに報告・相談する」。自己流で解決しようとする人のほうが現場では危険と見られます。
7. 「当施設を選んだ理由は?」
事業所のホームページは必ず読んでおきましょう。理念や特徴(リハビリ特化・看取り対応など)に触れると本気度が伝わります。
8. 「キャリアプランを教えてください」
「3年で介護福祉士を取得し、ゆくゆくはリーダー業務にも挑戦したい」など、資格取得の計画を入れると長期勤務の意思が伝わります。
9. 「給与・待遇の希望はありますか?」
遠慮しすぎも交渉しすぎもNG。相場を調べたうえで「前職の給与と同水準以上を希望します」と伝えるのが無難です。給与交渉のコツは介護士の給与を上げる5つの方法で詳しく解説しています。
10. 「何か質問はありますか?」(逆質問)
「特にありません」は意欲がないと受け取られます。おすすめの逆質問:
- 「未経験で入職された方は、どのような研修を受けていますか?」
- 「職員の方の平均勤続年数はどのくらいですか?」
- 「処遇改善加算はどのランクを取得されていますか?」
実はこの逆質問、こちらが事業所の質を見極めるチャンスでもあります。答えを濁す事業所は要注意。見極めポイントはブラック介護事業所を見抜く10のチェックリストにまとめています。
面接対策はエージェントに手伝ってもらえる
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